―艦内―[“貴方”が乗客に応じて立ち止まると、背後を歩いていた乗員の足音も、止まる。部下という名目で>>44、連れてきている護衛管の一人だ。近くの窓から、星空を眺める振りでもしているのだろうか。知らない客に気軽に応じないでくださいよ!というような一瞬の非難めいた気配を背中に感じないでもないが…振り返れるはずもない。]