「───……」[円を描くようにして再び向かい合った二騎が再び接近する。チャールズの心情を測ることなど出来ない。ぶつけられた言葉がそのまま彼の想いでもあるだろう。彼はアルブレヒトの言葉は響かぬと言った。ならば語る言葉は持ち得ない。今、彼らの想いを雄弁に語るのは、互いに握る刃のみ]