[目的地に到着すると同時に小さな揺れを感じ、口を閉じる。教官と訓練生、意識を切り替える前に向けられるのは悪戯な眼差し>>65] ――… それなら。 こちらから強引にでも手をとればよかったね。[本気になればいいのに、と小さく笑う。] ああ、ではいっておいで。 私の荷物まで気にしなくていい。 これでも一応鍛えてはいるから。[そういう意味でないと知りながら、船室へと荷物を取りにいく彼に声を掛ける。]