えんにち?あっちにも、こーゆーお祭りあるんだ?
[ こちらはチョコバナナ片手に、星司の言葉に>>69そう問い返しながら、その表情の上に過る陰りに、釣られるように、ふと瞳を沈ませる ]
...ね、星司、ちょっと休もうか。まだまだ屋台も演し物も一杯あるし、夜には花火も上がるから、走りっぱなしじゃ、いくらなんでも疲れちゃうよ?
[ 頃合いを見計らい、そう誘いかけ、案内するのは、屋台の集まる表通りから少し離れた、小さな公園。
小さな泉と、柔らかな芝生、そして中央には、世界樹程ではないけれど、建物の屋根を軽く越える高さの大きな樹が聳えている ]
ここね、いい風が吹くんだ!
[ 今は自由に纏うことの出来るようになった風の力を借りて、地をふわりと離れ、相棒を招くのは、その樹の太い枝の上* ]