[頑是なく首を振られるが自分を拒絶する意が見られない事をいいことに>>69、頬から手を離し彼の手を取る。果樹を取り扱う彼の手は自分のそれより大きく、逞しかった。そっと手を引けば心持ち体をすぼめてついてくる様子に首を傾げる。何故ここまで彼が申し訳なさそうにしているのかが分からない。けれど、それを暴くつもりもない。2(2x1)0分程歩けば、自分の家に辿りついた。その間に何か会話はあっただろうか。] 狭いですけれど、どうぞお入りください。