恋人を探してるんだ いやぁ、手紙1つ置いて出ていかれちゃってねぇ[だから休みが多いと嬉しいな。置き手紙を見せた時の目は本当に目だったか、それとも何も映さぬガラス玉だったか。鏡を見ていないが故にわからず。] だからさ、今、方々を探して彷徨ってるんだよ……[“何を”探しているのかは、口にはしなかった。目の下の大きな雫が、冷たく感じられた。]