アルビンさん!
だ、大丈夫ですか……?
どこかお身体の調子でも悪いんじゃ……。
[地面に座り込んでしまったアルビン>>67の元へ駆け寄ろうとして、彼>>69の言葉に足が止まった。
痛みを誤魔化すように、ぎゅう、と胸元のロザリオを握り締める。
誰かから話を耳にしてしまったのだろう。]
怪我は、していません。
[気遣うような視線に、やはりこの人は優しすぎると思った。
人の痛みすら自身の痛みのように感じてしまうのではないか。
安心させるように必死で笑みを作る。上手く出来ただろうか。]
私は、私の心の赴くまま、行動しただけです。
[自分でも上手く説明できない感情を、どうすれば伝えることが出来るのだろうか。
困ったように微笑みながら、静かに言葉を紡いだ。]