―昨晩:自室―
…パメラは。
おそらく、野生の狼に喰らわれたのだろうな…
[一番あり得そうだと思う可能性を呟いて、唇を噛みしめる。
去年、老医師に左肩を撃たれるまでは、>>1:173>>1:174>>1:404
春秋の獣害の酷い時だけ、時折、獣の姿で、人間の手では
危険な大物――殆どが、熊――の駆除を手伝っていた。
この数年は、獣害は少し減っていただろう>>0:55
今年も狩りをしていたら、もしかしたらパメラは…と思うも。
同胞のようにも感じていた狼を、駆除したことはなかったから
結局は同じだったかもしれない…]