うむ、そういう訳でだ。 アイリが寝静まった頃に 始祖と呼ばれる吸血鬼の城へ少し遠出するが 夕食も明日の朝食も作るから安心するが良い。[気を取り直し、アイリに安心させるように笑いかける。我の参加を快く思わぬものもおるがあの場限りの顔合わせと思えば少しは気の持ちようで乗り越えられよう。] なに、あの城へは蝙蝠になればひとっ飛びよ。 良ければ土産も持ち帰ろう。 蜜のように甘い葡萄酒やカカオのクグロフ等、 あの城には菓子含め 何もかもが洗練されておるからな。