[この一体ではかなり広い洋風の住宅 表札には“来島”という文字が書かれている
父は2(2x2)年程前までこの村の学校で教師をしていた 厳しく、課題の多い数学教師だった
そんな人が、どうして母のような正反対の人と結婚したのか、今でも疑問でならない
リビングのソファにゆっくりと腰掛けると、再びそんなことを考え出す
入口の方から爆発音が聞こえてきたが、ぼんやりとした頭では あぁ、花火かなぁ 等と的外れなことしか考えられず
とりあえず意識がはっきりとするまで休むが、属性の関係もあり、そこまで時間はかからないだろう**]