― 2日後 ―
[それから2日間。
時間を見てはリヒャルトの様子を見に行ったりはしていたけれど、付きっ切りという訳にもいかず、食事の用意を手伝ったり、生活の上で必要な雑事をこなしたりした。
このまま隠れ里にずっといる訳にはいかない、というのは薄々感じていた。
人数的なこともそうだが、何より、帝国が追撃を止めるはずがないのだから]
リト……。
[それでもやはり、目覚めない絆の相手が一番に気にかかる。
疲労による睡眠だとは、里の医療者になんども聞かされていたけれど]
[そこにようやく、待ち望んでいた報せが届いた>>56]