やあ、こいつは奇遇……って事にしておいて。
[妙に含みのある物言いとともに、向けるのは笑顔。
ここで何をしていたのか、そんな事は逐一問わない]
久しぶりだねぇ。
今回は斥候のお勤め頑張ったそうで。
頑張ってるようで、何より何より。
[軽い口調は、彼が配下にいた頃と全く変わらぬもの]
で、そんな頑張ってるきみらに、お知らせがある。
……今回の出陣、きみらの隊は俺んとこで預かることになったから、準備してさくっと合流してね。
斥候で入った情報さっくり共有したいから、できるだけ急いでくれるとオジサン、嬉しいわ。
先鋒ででなきゃならんから、のんびりしてられないのよ。
[ここまでは、ごくごく軽い口調で言って、それから]