・・・ドロシー、口が過ぎるぞ。
[呟く>>32の言葉にドンっと肘打って止める、釣られて事荒立て始める各々の言葉、その光景に発表に納得していないアイリとて共に続きたかったが、出そうになる口を閉ざしリヒャルトの方に視線を向ける。
夫となるリヒャルトの立場、複雑な思い。
王はこの国を分裂させる気か。
そのアイリの目は不安の色。そして疑いの目]
・・・・。
[喧騒のさなかに当のウェルシュの叱責の言葉>>42が発せられる>>42 それに続く立会いの声>>51さすがにここにおいてその文書の真偽を問うわけにはいかない。
しかし、看過出来ないものもある。
アイリは意を決して一瞬鎮まり返った場の中を進みだした。
王の前で膝をつき顔を下げた後で見上げ静かに話した。]
ウェルシュ・・・王子・・・。
[アイリが発したのは文書を受けての王と言う扱いでは無い王子の呼び名。正式な王位の継承式が済んでいない今は咎められるものでも無いかもしれないが、その一声に続く祝辞もなければアンリが認めていないことを暗に現されていることはわかるだろう]