[首をひねった彼の目が、一瞬懐かしいものを思う色宿す。>>67名を聞かれれば笑って黒もふの首を抱えるようにして引き寄せた。] 俺はウォレン・オズワルド。 こっちはヴォルフ。 本当は別に名もあるが、やたら長いんでヴォルフでいい。[犬といえば犬、という黒もふを狼《ヴォルフ》と呼ぶ適当さ加減。けれどもそう呼ぶ口調には親しみと信頼がある。]