……おじさん、だれ……?[あかいあかい、焔のいろ。全部を飲み込んで全部を奪ったそれに呆然としていた所に呼びかけてきたのは、全く知らないひとだった。呼びかけられて、どうにか出した声で投げたのは短い問い。それから、逆に名前を問われて] ……ぼく、は……シュテルン。 シュテルン・シエル。[そこまで告げて、それから。それ以外の事が浮かんでこない事に気が付いて]