[その剣が宿敵の手に渡った経緯は知らない。風の噂では、かの英雄王クロドルフが直々に、名前とともに一振りの剣を下賜したとも聞いた。確かなのは宿敵ロルフ・レピオ・ゼラヴィスがその剣を振い、この身に癒えぬ傷を穿ち、封じたこと。どうにかして力を取り戻さねばならない。思考がそこへ行きついた時、声が届く。>>65]