[鷹には餌と水を与えて待たせて。その間にできた文を再び鷹に持たせた]「ソマリアランは大丈夫。 今朝方起きた。 大事を取って寝ているが、直に戦場に復帰する。 イングリッドも気を付けて 君が一番大事なものを失うことがないことを願う」[自らのサインで結んだ手紙。 この言葉はきっと遅かっただろう。 三年よりももう少し前になるか――]