人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


公弟 ヴィンセント

 
 それは──好ましいことを。


[晒された首筋に指を置き、ヴィンセントはゆっくりと力を加えて、ジークムントを背後の長椅子へと座らせた。
その膝を割って間近に立ち、寛げられた襟元から先、シャツの臍下までを一息に切り裂いて肌を露出させる。
冷めたい指が、ジークムントの頬にあてがわれた。]


 あなたから誘ったのだ。
 血を啜るだけで済まなくなっても、責任は負いませんよ。


[鉛を溶かしたような双眸が見つめる。
引き返すなら今しかないと。]

(69) 2014/02/24(Mon) 10:12:05

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