君がいなくなってから、僕は探してるよ
[君を。君が待っててくれる場所を。
もうずっと。でもまだ見付からない。すぐそこにいるはずなのに。
空を仰ぎ、どこまでも続く悲しい青を、同じ色の2つのガラス玉に映していると、誰かから声を掛けられたような気がした。
即座に笑顔を作り振り向くと銀髪の、やけに綺麗なかっこをした一人の若い男。]
今日はもう終いだよぅ でも折角声を掛けてくれたんだ
パントマイムぐらいは見せようか?
[それまでに何度か見たような気もするその顔に、目の前で壁を作って見せた。が、どうやら違うらしい。
用件を聞いてみれば、自分を雇いたいらしい。]
それは光栄! でも何として?
[できれば楽できる仕事がいいなぁ。休めるから。
そう言った。
理由を尋ねられたなら、お道化た様子で手紙を出して見せる。]