持つ者、と言うのはどの局面であってもそう言うものだ。 ―――…君も、持つ者、なのだろう?[己が背負いし貴族の義務とは別種だろうが、彼からは同じ匂いを悟る。彼もまた、何かを背負う者なのだろう。>>47鼻の利く男が軽く笑みを噛んで、相手の言葉に灰蒼の瞳を撓めた。] いいや、命の危険だと生易しいものではない。 ―――…君らの灰を、集めに着たんだ。[挑発の言葉とクレステッドが動き出すのが同時。>>55剣を構えたまま、隷属する立場の騎士を放った。]