>>64
笛の音な。あん時は、カスパル君すごいなーって思ったんやで。俺ももはや、駄目もとやったしなー。
[あの幼少の頃の記憶が、辛いだけでなく、この若い兎の心に何かを芽吹かせたならば、それはいたたまれぬと同時にうれしいことだった。]
んー、叱られたんはなんていうか、俺のカントクセキニン?っていうか。
カスパル君は可愛そうに、て言われながら寝かしてもろてたよ。
折角カスパル君の笛の音が聴けるのに…はよう、ローゼンさん戻ってくればええのになー。
[「貴方はお兄ちゃんなのだから」そう言われて、3(3x1)時間正座させられたことは言わずに、苦笑にとどめ。
ちょっとだけでもカスパルの気がまぎれたならば、それでよかった。]
[ありがとうございます、と言われ、とぼけて]
何がー? そんなことより今日はうまいことできたで!
[と、ジェノヴェーゼを見せて笑う。]