[枝上からは覆いかぶさるような梢に隠れて、二階より上の教室の窓はほとんど見えない。]強制的に正解を植えつける方式をとらずにいるあたりは、確かに、平和が続いているからなんでしょうねそう考えると、悪くない。[口端に笑みを浮かべて、紫の目を細める。片手で、ぱくん。と本を閉じた。]思考をやめろと言われるよりは、、考え続けろと言われる方が好ましいですから。[丁度、頭上から落ちてきた大樹の葉が一枚、栞のようにテクストに挟まる*。]