─ 回想/王都シラー陥落時 ─
[マルサンヌ砦が突破され魔軍が押し寄せた時、男は辛くも退却し、隊を整えながらどうにか王都シラーの守護部隊と合流した。
防衛を任せ、兄である王に接見し、レオヴィル王国への通達と援軍要請を行うことが決定した矢先、王都シラーは魔軍の襲撃を受けた。
男も防衛にあたったが、奮闘空しくシラーは王の死と言う最悪の形で陥落する。
部下達に「貴方だけでも」と避難する民達に紛れ落ち延びる矢先で”コエ”>>45を聞いた]
─── ロ シェ ?
[負傷をおしての移動の最中、掠れたコエはただ一人に対して届いていた]