人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


魔王 ギィ

― 王都攻略時・玉座の間 ―

[散っていく配下らを見送って、魔王はひとり玉座で思いに沈む。
これからの支配拡大について巡らせていた思考は、不快な痛みによって中断させられた。]


 まこと、忌々しきは聖剣か。

[左胸を押さえて吐き捨てる。
千古の時を超えてもなお癒えぬ傷。
未だ己の力を封じている刻印。]

(69) 2014/09/12(Fri) 17:56:32

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