ただの鳥、ということは無いだろうな。[『舞踏場』近く、『異形』が多く現れるこの地。野生の動物ならば危険を察知して早々に逃げているだろう。ならば誰かが─敵意を感じる飛び方ではないから、恐らくは自分と同じく依頼を受けたハンターだろう。黒と影を結びつけるまではいかなかったが、影を操るハンターの存在は知っている。まだSランクに上がって間もない私とは実力も経験も比べ物にならないことも]…先に着いているなら、情報も集まっているだろうか。[合流できないだろうかと、足を進めた]