[だが続いてお菓子の家のついて質問されると、表情を引き締めて答える。]
それなのですがね。
実は私たちも、気付いたらこの場所に来ていたんです。この子・・・リーザと私は元々知り合いというか、先日縁あって一緒に暮らし始めた仲ですから、無事会えてよかった、なんて話をしていたのですけど。
実は私も、ここに入っても大丈夫か?と心配でして。先ほどから様子を窺っていたところです。
[自分一人なら構わず入っていたかもしれませんが、リーザがいるから保護者として慎重に行動しなくてはいけませんしね、と最後に理由を付け加えつつ、少女に一瞬視線を向けた。]