……しかたないなあ。[小さく呟いて、微笑んだ。いつも起こされる側だから、たまに起こす側になると、なんだか嬉しい。そっと眼鏡を外してやり、優しくその身を揺さぶってやる] メル、ほら、起きて。 ベッドに行かないと、風邪ひくよ。 メル……?[彼の身体を揺らしながら、不思議な気持ちに囚われる。眼鏡、……あれ?………何か、――……忘れているような――…*]