―メイン・サロン―[ふわり、ふわり。空に漂いながら。 白い猫は、哀し気な碧い瞳で3人を見守る。] クレにゃん…船とみんなを守ってくれて、 ありがとうにゃあ…。[30年来>>2:403 この船を守ってくれた、信頼する男。 『クレにゃん、結婚おめでとうにゃ!』『赤ちゃんが生まれたにゃん? スノウも会いたいにゃ。 大きくなったら、この船にも遊びに来てにゃん。』 白い猫が、嬉しそうにそんな声を掛けられたのは、 数年だけだったけれど。]