[ "恋人"と思われる二人の体に残っていた黒い痣。
虚ろで絶望していたようだったとカレルが言った彼の様子。
……あるいは、この"おじさん"ならば。
彼がマーティンと対峙していれば結果は変わっていたのか。 ]
仮に君が彼の前に立っていても結果は変わらなかっただろう
彼は恐らく彼の拉致するはずだった"恋人"たちの死で、
…深く絶望していたようだったと、カレルが言っていた。
[ 慰めともつかない言葉を口にしながら、
自然と。自然と――彼が。マーティンを"恋天使"だった、と
そう口にしていたこ>>57とに、話をしながら気が付いて。 ]
君は、死者の正体を知ることが出来るのかい。
[ やや強めの口調をして、問いかけた。 ]
モタグァ…例の島で学者が嫌われている理由は知っている。
かつて人の魂の声を聴くことができる神官がいた、と。
[ 正確には知り合いの学者伝いではあるが。
モタグァの歴史>>1:10については概ね知っていた。
はぐらかされるならばそれでも構わないが、
じっと非難がましい目で見つめたのが伝わればいい。 ]