あんたのその大層な力で見えたモノは果たして本物なのか、…ねえ?
[言い当てられた以上その能力は本物なのだろう、…昨夜訪れたのはコンスタンツェの遺体のところだ。
しかし、推測に過ぎないが はコンスタンツェではないあの同胞と語らったのは短い時間に過ぎないが、長くを生きたらしい様子は演技には聞こえず。
また、コンスタンツェと過ごした時の全てが嘘にも思えなかった。…そう思いたいだけかもしれないが。
恐らく、 は何処かで少女の身体を己の物としたのではないか。そう思うのは一つ人知を越えた話を聞いていたからでもある。]
僕はこう思う。
あの姉妹はどちらもこの状況に怯えて錯乱した、ただの可哀想な女の子だったんじゃないか……って。
[論理的でない主張はやはり苦しいものとなったが]