人狼物語−薔薇の下国

239 【誰歓G(+聖)軽RPガチ】向日葵村の夏祭り-2nd-


通行人 カーク

人狼の遊戯を終えて得た安息の空気をその場に置き去りに
カークはある場所へと足を急かした。

"彼女"は朗らかな笑みと性格で 沢山の人に愛されていた。
カークも例外では無かった。
その姿を見るだけで自然と笑みが零れるのが解った。
"彼女"は週に一度しか会う事が許されていない女性だった。
それでも構わなかった。我武者羅に"彼女"の言葉を欲した。

けれど"彼女"は残酷な女性だった。
無垢な笑顔で、言葉も無くこう告げて来るのだ。


「夢の時間は もうおしまいだよ」 ――と。


カークは辿り着いた、目的の場所に。
吸い寄せられるように、赤い文字へと手を伸ばす。

それは"彼女"に会う為には決して欠かせない儀式。

(68) 2014/08/24(Sun) 23:23:28 (影分身)

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