――。あれは、…[カサンドラと対峙している青年の姿に瞠目する。髪の色が異なるようにも思うが、それは、寮で本の貸し借りをした下級生ではなかったか。可愛らしい白猫の飾りが、ふ、と脳裏に浮かび、――消えた。]