悪魔に懸想したイカれ野郎なのか。 それとも、人間の血が混ざり過ぎた成り損ないなのか。 その辺の、お前の事情は別に知らなくても構わねえな。 どうせ人狼さえ殺してしまえば。 お前の末路は、異端の邪教徒に相応しい最期が用意されてるだろうて。 その時の最期の祈りは、是非とも俺が担当してやりたい限りだよ。[くつくつ、と侮蔑の嘲笑すら浮かべてみせるその瞳は、笑みが無い。冷たく、悪魔たる人狼に人間の身で手を貸す、道に背く者に対する、軽蔑と嫌悪の意識が見受けられる]