[約束のお茶という言葉には、うん、とひとつ頷いて。またあとでな、と武器庫を後にした。この状況だけに、いつもの笑顔でというわけには全く行かなかったけれど、どうか無事で、と思う内心は、多分丸ごと顔に出ていただろうと思う。 なぜかは、まったくわからないのだけれど。 見ていると不思議と、心配になったり、 自身も気づかないほどの、共感にも似た仄かな何かが、 感じられるようで。――… 己が魂を削って、向き合わなければならない何かを背負っていることなんて、>>24知ることも出来ずにいる。]*