さて、と……。
[余り見たくはないものだけども、確認するべきだろう。
意を決してゲルトの部屋を覗き込めばシモンがちょうど遺体を確かめていた>>55。
嫌な臭いが鼻をつくし、昨日まで生きていた存在が無残な姿になっているのも悍ましい。
とっさに手で鼻と口を押えつ、思わず遺体から目をそらせば、壁に書かれた文字と、やたらに大きな犬(?)らしき脚の後が飛び込んできた。>>1:356]
……。
[食べ方?行儀が悪い?>>56
どういう意味かと、思い切って視線を向け、近づく。]
……。
[遺体をみたところでシモンが漏らした言葉の意味はよくわからない。
ただ、かなり大型の獣が噛みつき、爪を立てただろうことは見てとれた。
もう少しよく見よう、としゃがみかけて、のど元を胃液がこみあげてくる。
押さえていた手にさらに力を込めつつ、せめてここでは吐くまいと、涙目になりながらあわてて2階の洗面へと*駆け込んだ*]