…。
[空のあちこちではもう、空飛ぶもの同志が戦っているように見えた。]
いいんだ。
[納得したようにつぶやくと、>>22>>23公園の木の上でカードを武器にして戦う者らの姿を見たので、真似するように自分もカードを手にしてみると、ごとりと音を立てて地に落ちる物が二つ。
丸い穴がいくつか空いている先に、巨大な爪に似た、ごつごつとしたものがついている。
腕に着ける物だろうかと、穴に手を差し入れてみるも、大きなそれはするんと落ちてしまう。
悩むように羽を軋ませた後、手ではなく両翼にそれを持たせることにした。丁度よく合った。]