ふふ、狐さんよりあったかいなぁ。[むに。頬に触れた冷たい指先はそのままレトの耳許を経由し首筋をツウ…と滑り。二本に増えた指先が頚動脈の辺りで留まり]生きてる音が、するね…。[此方を睨むかの隻眼へ微笑んだ。触れているのは吸血鬼には馴染みの部位か。脈を計るかのような指腹の動きはやがて肌上を甘く擽るように触れて接触を解く]なんちゃって。ふふ。君で遊んでただけー。かわいいねえ、ほんと。