……絶対、また、会おうな![引き取り先が決まって、孤児院を離れる事になった時。いつも一緒にいた幼馴染とも言うべき相手に向けたのは、こんな言葉] 離れても、ぼくはぼくだし、セルはセルにかわりないんだから。 だから、また、ね![寂しくない、と言えば嘘になる。でも、約束をする事でそれを飲み込んで。最後まで笑って、手を振った。その頃は長く伸ばしていて、よく『しっぽ』と呼ばれていた括った髪を引っ張られるような心地には目を瞑って、そして]