― 客室の並ぶ廊下 ―
…おお、アイリちゃんの言ってた通りなのかもねー…
[自分が口添えするよりも早く、彼の名の書かれたルームプレート。
矢張り彼は何処かでローゼンに「見初められていた」のだろうと。
不可思議な、複雑な想いを胸に抱きつつも
彼を見遣れば>>62、安堵のような、嬉しそうな横顔が見えて]
…君の魔法薬、ローゼンさんが認めているのかもな。
改めて旅行中、…よろしくね。
[「シャワー浴びてくるねー」と、部屋に入っていく彼へ手を振り、
己も、自分の名の書かれた個室の中へと、消えた**]