― 修道院方面/南岸 ―[戦場の只中を駆けていく。沈思の時を終え、再び戦いへと身を投じるべく。左手、川の近くでは騎兵の突撃>>50を躱し損ねた投槍隊が、崩れ立ち追われる家畜の群れと化していた。右手、広い空間を駆けまわる騎馬同士の戦いでは、不運にも馬から落ちたものが抵抗する術もなく切り伏せられている。弓隊は未だ後ろにあり、目の前では、軍旗持ったものたちが雄叫びを上げて傭兵たちへと襲い掛かろうとしていた。>>63その傭兵たちの間に、カークの姿を見つけて目を見開く。]