[だらっだら流血していく穴はそのうち塞がった。鎖の火傷も上半身いっぱいに広がった後、収束に転じる。ふらつきながら床掃除をして、血だまりを綺麗に舐めとる頃にはジェフの靴のすぐ脇。白兎は耳を立てて顔を上げた。ねー齧ってもイイ?の顔] …ぷぷっ?[良いと言われればその出血している腕に飛びつくし、駄目と言われても…飛びつくので同じです。溢れ出して来た血は、勿体ないから舐めてもいい奴。覚えてる。傷口が涎だらけになるほど舐めた頃、兎の体はほどけるように人の姿へ]