なるほど。そりゃ確かにそうだ。
[売り言葉に買い言葉的に返すヨアヒム>>60に、淡々と事実を認めた口調で頷く。]
だったら、具体的に何が知りたいか教えてくれないか?俺が把握している範囲で説明する。――尤も、それが真実かどうか、信じるも疑うもお前次第だが。
[疑いの目を向けられた経験が頭をよぎり、皮肉ではなくごくごく真面目にそんな言葉が口をついて出た。
ただ夢物語と言われると、自分でも確かに甘い考えだと思っているので、短く”そうだな。”とだけ返した。]
本がない?!いつの間に誰が持っていったんだろう?
[しばらく首を捻っていたが、リゼットの言葉でペーターの死について漸く気付いた様子のヨアヒムに昨日談話室で起きたことを、部屋の隅に置かれたままの花瓶を指差しながら説明した。
その直前にリゼット>>65へ反応して、分かったと首を縦に振ってみせる。]