― 回想:数か月前・クラタエグス砦 独房 ―
話してると喉乾くからな。その代価だ。
[無料で話すつもりはないとでもいうように答えて寝返りをうって仰向けから横向きに姿勢を変えて、ラートリーを見つめて]
さあ?全ての傭兵の代表ってわけじゃねぇからな。泣き叫べば助かるなら泣き叫んでもいいがそんなことはない。ならばじたばたしたところで始まんねーからな。じっとしていたほうが……今後どうなるにしてもマシだ。
[無駄な労力を極力避けて温存している。食べて眠り蓄える。今はそれだけでありそれを疑うこともなく実行している]