もしも、どこかで迷われることがあったら、どうか覚えておいてください。
私は、貴方が何を選び、何を望んだとしても、貴方を護り続けます。
[ かつて『この姫がお前が護るべき人だ』と、父に教えられた、小さな小さな赤ん坊。
今や、眩い光を放つ若き太陽と呼ぶに相応しい彼女だが、男が護ろうとするのは、次代の女王ではない。 ]
(最初から、ずっと)
[ 自分の指を握った、ふくふくとした小さな手、その温もりに誓ったのは、この姫が幸せになれるように護ること。
女王としてでも、王族としてでもなく、人としてのアデルの幸福を...何があっても、自分はそれだけを願い、護ろうと。 ]