― 魔軍陣営 ― ……気に入り……というか、その。[いつになく上機嫌な主の向ける問い。>>36それに、亜麻色は珍しくも困惑の色を浮かべる。唐突な邂逅は、ただ、ひとつの感情を引き出したにとどまっている。それをどう称すればいいのかは、娘自身にもわかってはいなかった。それ故に口ごもり、その後の問いかけにもどう答えたものかとなっていたのだけれど]