二人共、良く来てくれた。[ やがて、ヴァイの艦長とヴィクトリアが艦橋に到着すると、軽く敬礼を返しただけで、早速に本題へと入る ]忙しいところをすまん。[ すぐに多少口調が砕けるのは、ヴァイの艦長がほぼ同期であり、もう一人が型をつけても仕方の無い相手だからだ ]すまないついでに、ひとつ、頼みがある。トーリアをしばらく俺に貸してくれないか?[ 愛称で操舵士を呼んでの笑顔での申し出は、彼等に何を思わせたか* ]