ちっ、まったく、なまくら掴まされたか
[あいにくと、強い魔の個体には敏感であっても、聖なる力の強弱を知ることはできない。
だからあの時>>1:23剣をじろじろ見ていたのだ。
実際は悪戯なる先の吸血鬼のものと知るのはまだであり、膨大な量とともに迫る赤黒い蔦>>58>>59を前に、急いで剣を己の手に引き寄せて戻す。]
(任せるか)
[ここに誰もいなければやりようもあるが、味方というのが二名いる。手狭であり、そして足場も悪い状態であの量の蔦を捌くのは厳しい
突撃をしたオズワルド>>63がみえたがその先を確認することはなく。右手の剣を鞘に納めぬまま、左手を右側の背中に伸ばし、鎧剣を抜くと、一度二度、強引に蔦を薙ぎ払い力付くで破壊した]