[>>63 伝達を頼まれると、素直に頷いた。戦場から戻り、ろくに休みも取らぬうちからあちこち動き回っている。……あんなに我を忘れたような彼を見たのは、始めてだ。休まねば持つまい。――……俺はあと、半刻ほどなら] 承りました。 負傷の手当と、休息。よろしくお願いいたします。 ――貴方の代わりはいないですから。[そうして見送ろうとすると、彼が振り返った]