げほ、げほっ。[常識的に考えても5本は多過ぎるだろう。喉に詰まって当たり前だ。涙目で咳をする相棒に己は溜め息をついた。相棒が適当に取ったのは、近くにあったスパークリングワインの入ったグラス。あぁ、ぐびぐび飲むんじゃない。]…あー。あんまり苛めちゃ駄目っすよ?[そんな風に司祭に控えめに声を掛けた相棒の息には少し酒気が混じっていた。]