[12の頃、ある日から思い悩む様子にどうしたのかと思ってはいたが理由を聞いて、ぽつりと彼女の姉の事を想い言葉を落とす。]お姉さんは強いね。私も、多分無理だ…。嫁ぐなら、そうだね、好きな人の所がいいよね。[自分もその可能性がある為、他人事とは思えず頷いた。もっともそんな縁談が来ようものなら、こっちも遠慮なく逃げ出すつもりで、その為の準備は今から計画していたりもしたが。それが士官学校への進学だという事、幼馴染と同じ道だというのには驚いたがそれ以上に喜んだ。]